【第二話】 地元に戻ってしばらくした頃、岐阜のアスカさんが事故に遭い、昏睡状態になってしまったことを知りました。 当時はミクシィ全盛の時代。 アスカさんと特に仲良くしていた隣県の仲間が、そのことをグループに知らせてくれました。 一緒に合宿で学んだ仲間たちの間でも「意識は戻りそうなの?」「大丈夫かな」と、心配の声が広がっていました。 知り合ったばかりで、個人的な事情を深く知っているわけではありません。 それでも私は、昏睡状態にある彼女の深いところにある意識とつながり、励ましたいと思いました。 深く呼吸をし、リラックスしながら集中します。 合宿で共に過ごした時間の空気感を呼び起こしながら、私はゆっくりと深いトランス状態へと入っていきました。
