2020/09/05 11:31

突然ですが。
最近、何の前ぶれもなく身体が受け付けなくなった食品が幾つかあります。
代表的なものとしては、牛乳とビール。

すっかりめっきり身体が受け付けません。

ただ、それに関してどぉーーもひっかかることがあるのです。
というのも、果たしてそれは本当に自分の側が変わったのか、実はひょっとして、変わったのは私ではなく、これらの食品の側なんではないか、なんていうことなのです(私見に満ちている)。

また自身が変わったとするならば、それは体質的なものが変化したのか、それとももっと魂レベルの別の要因なのか、いやいやそうじゃなくてやはり物質側に何らかの変化が加えられたんでは、とかいろいろ考えてしまい、結局私の疑惑は尽きることはありません。


何故こんなにまで考えを巡らしてしまうのかといいますと、ビールで言うなら外国のビールは昔のとおり、何も変わらず美味しく飲めるからです。
それらに手を出す時、体調の変化は昔とさして変わりはありません。
うーん、あやしい、あやしすぎる。


そんなこんなで、大好きな牛乳を全く飲めなくなってしまい、自慢の骨密度がピンチを迎えた時、どうそのカルシウムを補おうかと考えあぐねた結果、あるひとつの答えに辿り着きました。

ーーそうだ、イワシを摂ろう。

イワシ、魚へんに弱いと書いて鰯。
芸人永野のイワシのネタをここで思い出してしまうのは私だけかもしれません。
鰯は大変豊富なカルシウムを含んでいます。
でも残念ながら、この魚はこれまであまり我が家の食卓に並ぶことはありませんでした。


ついにと言うか何というか、自分にはこれしかないと思った私は、いよいよといった気持ちで鰯ふりかけに手を伸ばし購入。
震える手で一か八かそれをご飯にかけ、何故か脈絡もなく大根おろしも乗せ、少量のお醤油をかけて、恐る恐る一口口に運んだ時、突然それは起こりました。


私の記憶は一気にフラッシュバック、ちゃんちゃんこを着た少女になっていました。

ーー おっかあのメシはうまいなぁ。

…なんでしょう、こんな感覚に陥っていました。
何とも懐かしい味。
そして食べれば食べるほど、幼い子供に返って行くようです。
子供の頃に鰯のふりかけなど食べたことの無い私は、どうやら今世を通り越して、前世のおふくろの味に浸っていたようでした。


目の前に、釜戸のある土間と板の間が広がります。
何人かの弟妹とともに特におかずといったおかずの無い食卓に、皆でこの鰯の香りのするご飯をかき込む。
そして口いっぱいに広がる香ばしい鰯と大根、お醤油の風味。
私は何百年か前の世で確実に、この味を口にしていました。
母が手ずから、干した鰯を削りほぐし、丹念に炒る。
そしてご飯のかさ増しの為に入れた大根おろしと醤油で和える。
前世の母の渾身の手作り飯。
私はそれを満足げに美味しそうに口に運びます。
そんな睦まじく温かい前世の一幕。
ま、その後私は母親たちに売り飛ばされてしまうんですけどね、ﾊﾊ(^^;;


前世の私は売られた後も、大人になってからもその味はふるさとの味であり、どんなに贅沢なものを口にするようになってからも、大好物であることは変わりませんでした。
そのお手軽な前世レシピを、私の魂は覚えていたわけです。


そ・し・て、なんと牛乳もある一銘柄に限っては、(多分)今までどおり飲めるヤツをやっと、やっと発見しました！（涙）


そんなわけで、自分の体質変化は棚に上げ、やはり食品そのものの変化を相変わらず怪しむ私なのでありました。


そして相性ぴったりの鰯ふりかけと大根おろしご飯。
どうぞ皆さまもご賞味くださいませ^_^
ともに過去世にトリップしましょう♬
安全かつ、お値打ちかつ、美味に^_−☆


いざ⭐