今日は二十四季のうち夏至になります。これはあなたもご存知の通り昼が一番長くなる日。太陽の位置が一年の中で最も高くなるために日の入りから日没が長くなる一日なんですね。 昔からある暦では一年を二十四の節季に区切ったもののうち夏至から小暑までの期間のことをいいます。大体半月くらいのスパンで節替わりがやってきます。 この夏至から末日までの間には、大みそかに穢れを払った大払いの折り返しという意味もあってそのための準備を近くの神社でも目にすることがあるかもしれません。 その準備とは夏至の時から6月末日までに夏越の大祓という神事で新年から半年までの穢れを払うという風習があります。 近くの神社で茅の輪くぐりのための茅の輪の準備がされているのではにないでしょうか。 人の心は日々揺れ動くものですから穏やかな心を保つのは難しいのですが、自分の 願いをかなえるためには穏やかな平常心で願い事をしたほうが神様に伝わりやすいようですね。 日ごろから明るいお日さまのような心でいれば自ずとハッピーなことが起こりやすいとよく言われますが 日々の生活でも昨今は心浮き立つことが少ない中ストレスも溜まり勝ち。 そんな時だからこそ、この夏至から夏越の大祓のある6月30日までに半年の間に積もった心の澱のようなものを洗い流してスッキリさせたいものですね。 夏至は太陽のパワーが最も高まると考えられて豊作祈願もするところが多いですね。 夏至から11日目の半夏生には、冬至で食べるカボチャやユズのようにタコを食べたり収穫した小麦で作る半夏生餅などを食べる習慣がある地域もあります。 和菓子さんでは節季のお菓子を売り出しているところも多く半夏生餅を目にするかも知れませんね ここから立秋までは夏本番の暑さがやってきますが元気に乗り越えられるようにあなたも近くに夏越の大祓ができる神社があるようなら半年間の穢れを祓いここからの半年間を新たな気持ちで乗り切っていきましょう。 ◆夏越の大祓の方法はどうやってするの? 夏越の大祓をしてくれる神社をご自宅の近くで探しましょう。 神社についたら大祓の申し込みをすると穢れを祓うための人型・形代をくれますので名前や年齢を書きその形代で身体を撫でてさらに息を吹きかけます。(映画の陰陽師で見たことがあるかも) こうすることで自分の穢れを人形にうつしそれを神社でお焚き上げや川に流すなどして浄化してくれるものです。 さらに神社に設置した茅の輪を一礼してから左から八の字にくぐっていきます。 この方法はそれぞれの神社で詳しく教えてくれるのでそれに従ってくださいね。 茅の輪くぐりはそもそもの起源で疫病除けから発祥したものなのでこのコロナの中、健康祈願にも向いている行事だと思います。 季節の節目や区切りに自分を振り返り反省点をみつめることはいくつになっても必要な事だと私は欠かさずでかけるようにしています。 時間やチャンスがあるならぜひお出かけくださいね。夏至の話と夏越の大祓を併せてお伝えしましたが大祓は正式には6月の末日です スケジュールが合うならお近くに神社にでかけてみてはいかがでしょうか。
