こんばんは。 知果です。 私は大人のバレエ教室に通っています。 いつも気になっていた方がいました。 レッスンが始まって30分ほどたってから、 入って来られる女性がいたのです。 「お仕事の都合なのかな。」 私はいつもそう思っていました。 先日、たまたま二人になる時があったので、 思い切って聞いてみました。 「お仕事、お忙しいんですか?」 するとその方は少し笑ってこう言われました。 「いいえ、仕事はしていないんです。」 仕事でもないのに、なぜいつも遅れて来るんだろう。 そう思った瞬間、その方が静かに言われました。 「実は、不登校の息子がいるんです。」 「このバレエ教室に来ることが、今の唯一の私の 救いなんです。」 その言葉を聞いて、いろんなことが腑に落ちました。 彼女が遅れて来る理由。 遅れて来ても、先生が何も言わない理由。 いつも遅刻する人。 不愛想な人。 元気のない人。 約束を断る人。 その人の人生にはその人にしかわからないことが あります。 「そんなことを一人で抱えていたんですね。」 電話占いのお仕事をしていても同じことを感じます。 見えていることだけでその人を判断しないでいたい。 なるべく決めつけた見方で人を見ないようにしたい。 私はいつもそう思います。 レッスンの後、彼女の後姿に 「また、来週も来てくださいね。」と 心の中でエールを送りました。
