庚申待ちとも、呼びます。六十干支のうち、庚申の日に青面金剛、猿田彦、帝釈天を祀り、一晩の間睡眠を禁じるものである これは体内より、三尸の虫というものが出て天上界へ、その人の善悪一切のことを告げるという思想からきている 誰しも善い面ばかりを持ってはいない したがって、不善のことを天に告げられ報いを受けぬために、これが体から出ないよう見張るのである 江戸時代後期あたりからは形骸化が進み、騒がないようなどという無意味な集まりになっていくが、つい先頃までこれを行っていた地域も少なくないと伝えききます 六道 拝
