翔陽です。 いつも心を寄せてくださり、ありがとうございます。 今日は、 「恋」と「愛」の違い についてお話させていただきますね♡♡ 人は、ときにこの二つを同じものとして扱います。 けれど、胸の奥で揺れるあの感覚は、実はまったく別の波動を持っているのです。 すこし静かに、自分の心に触れる時間だと思って、読み進めてくださいね。 *** 「恋」とは、相手を求める気持ち。 「もっと知りたい」「そばにいたい」「手に入れたい」 相手に向けて強く伸ばしていくエネルギーです。 とても情熱的で、美しくて、心が高鳴ります。 でも同時に、不安・焦り・比較という影も生まれやすい。 既読がつかないと苦しい。 他の誰かの影を想像してしまう。 嫌われるのが怖くて、本音が言えない。 恋がもたらす高揚感は、時に刃物のように鋭く、心を切りつけることもあります。 だからこそ人は、恋をして泣き、恋をして学び、恋を通して成長していくのでしょう。 *** 一方で、「愛」とは、相手を信じる気持ち。 求める気持ちよりも、委ねる心が大きい世界です。 「いてくれてありがとう」 「あなたが幸せなら、それでいい」 「離れていてもつながっている」 愛は、所有ではなく 自由。 支配ではなく 尊重。 不安ではなく 安心。 愛は、奪わないし、急かさない。 証明を求めず、ただ静かに育つもの。 恋が「外へ伸びるエネルギー」だとしたら、愛は「内側から溢れてくるエネルギー」です。 *** そして、多くの人がつまずいてしまうポイントがあります。 それは── “恋の段階なのに、愛の安心感を求めてしまうこと。” まだ基盤がないのに、答えや証明を求めてしまう。 そのたびに、不安が倍になってしまう。 そしてもうひとつ。 “愛の段階なのに、恋の刺激や不安を求めてしまうこと。” 本来は安心できるはずなのに、わざと不安になるような言葉を探したり、試すような行動をしてしまったりする。 なぜなら、「安心すること」に心がまだ慣れていないから。 ずっと緊張や孤独の世界で生きてきた人にとって、安心はむしろ怖いものに感じられることがあるのです。 *** そして、ここに大切な真実があります。 「恋も愛もどちらが正しいわけではなく、あなたの心の選択です」 ただ、このふたつを同時に存在させることは、とても難しいのです。 恋のときめきと愛の静けさは性質が全く違うため、ひとつの心の中でバランスを保つのは簡単ではありません。 恋が強すぎると愛の余白が失われ、愛が強すぎると恋の情熱がしぼんでしまうこともある。 だから人は揺れ、迷い、葛藤します。 その揺れこそが、私たちを大人にしてくれるのです。 *** 恋は心を揺らし、愛は心を静める。 恋は相手へ向かい、愛は自分へ戻る。 恋は始まり、愛は永遠。 あなたの心が求めているのは「恋」ですか? それとも「愛」ですか? その答えは、誰かにではなくあなた自身のハートに聞いてみてくださいね。 愛と感謝をこめて 翔陽より
