翔陽です。 今日は少しプライベートなお話をさせてくださいね。 …というより、私自身が意識するようにしている “生き方のヒント” のお話です。 あまりにも寒いので、今日は、おでんをコトコト煮込んでいました。 昆布の香り、ゆっくり染みていく出汁の色、湯気の向こうでやわらかくなっていく具材たち。 おでんって、慌てて作ろうとすると全然おいしくならないのに、ただただ「待つ」こと、「ゆだねる」ことを許した途端、驚くほどやさしい味になるんですよね。 その湯気を眺めながら、思いました。 「人生も、こんなふうに生きていいんだよ」 って、誰かがそっと伝えてくれているみたいだなと。 私たちはついつい 「急がなきゃ!」 「もっとがんばらなきゃ!」 「早く結果を出さなきゃ!」 そんなふうに自分を追い立ててしまいます。 でも、おでんの具たちを見ていると、ひとつひとつが、ただ自分のペースで、自分の役割のまま「ゆっくり味を含んでいく」。 大根も、卵も、ちくわも、それぞれの時間を静かに過ごして、気づけば「ひとつの優しい味」になっていく。 ああ、人も同じなんだな、としみじみ思いました(笑) 焦らなくていい。 無理に何者かになろうとしなくていい。 誰かより早く進まなくても大丈夫。 ただ、自分のペースで、自分の心がやわらかくなる方へ、ゆっくりゆっくり煮込まれていけばいい。 人生の味って、時間をかければかけるほど味わい深くなる。 丁寧に、ていねいに向き合えば向き合うほど、じんわりとあたたかさが増していく。 おでん鍋の前でそんなことを考えるなんて、かなぁり、おかしい人ですが(笑) でもね、心が張りつめていたときほど、こういう“ゆっくりした時間”がいちばん心の奥に沁みるんですよね。 今日もあなたが、自分を急がせず、責めず、比べず、ひとつひとつ丁寧に、やさしく生きられますように。 あたたかい夜を過ごしてくださいね。 愛と感謝をこめて 翔陽より
