亀戸香取神社の御本殿のお写真です 東国三社めぐりの1つとして有名な香取神宮の神様である経津主神(ふつぬしのかみ)をお祀りしていて、都内で経津主神さまにお祈りを出来ることから、オリンピック選手を始め、多くのスポーツ関係の方々が訪れるという有名な場所です ちなみに東国三社めぐりとは、江戸時代、伊勢神宮をお詣りしたあとに、鹿島神宮、香取神宮、息栖神社の3ヶ所のお社の祭神、それぞれ建御雷神、経津主神、久那斗神の国譲りで有名な三柱の神様にもお詣りをすると、更に強い御加護を得られるとされています その『国譲り』はご存知の方も多いと思いますが、高天原に座します天照皇大神さまが地上の葦原の中つ国を自分の血筋の神に所有させるため、その現支配者である大国主命さまに対し使者の神を遣わされます。 何度、使者の神を送れども返事はなく(送られた神々は、皆、大国主命さまからの接待に満足し高天原に帰ることすら辞めたそうです)、この結果、強硬的な使者として道案内の久那斗神、武神の建御雷神さま、経津主神さまが選ばれました。 この神々を前に、大国主命さまは、『天孫に国を譲ることは私の子どもたちにも聞いてほしい』となり、大国主命さまの御子神である事代主さま(七福神の恵比寿さまです)は国譲りを承諾しましたが、弟の建御名方さまは高天原からの要請を拒否しました。 このため建御名方さまは、建御雷神と経津主神との戦いに敗れ、諏訪まで移りこの地に留まる事と諏訪を護る神になる事を約束し、諏訪大社の祭神となりました。 このように、国譲りでの武神の活躍は、そのまま武将やスポーツ選手などの必勝祈願とつながっています ですので、この亀戸香取神社もそうですし東国三社、諏訪大社など武神を祀る神社も、財や開運の大国主さまや稲荷さまと並んで日本各地に存在しているのです。 伊勢神宮あとの東国三社をなさった方も、そうでない方も、東京十社めぐりなどの機会で亀戸天神を訪れた際は、是非、亀戸香取神社にも足を運んでみてください。
