こんばんは。 三谷帆です。 「まだ途中です。」と言える人は、強い。 最近、思うのです。 本当に、強い人ほど「私はまだ途中です」と言えるのではないか、と。 人は、完成したがります。 もう大丈夫です。もう悟りました。もう答えが出ました。 そう言えた方が、安心だからです。 けれど人生は、そんなに簡単に“完成”しません。 迷いながら、立ち止まりながら、時には後戻りしながら、 それでも今日を生きている。 その姿そのものが、実はとても尊いのだと思います。 若い頃は、「完璧」に憧れていました。 失敗しない人。弱音を吐かない人。何でも知っている人。 けれど年齢を重ねるほど、本当に魅力的なのは、 「まだ学んでいます」と言える人だと気づきます。 知らないことを認める勇気。 未完成の自分を受け入れる優しさ。 それは、強さです。 桜も、一日で満開にはなりません。 蕾の時間があり、雨の日があり、風に揺れる夜もある。 それでも少しずつ、春へ向かっていきます。 人も同じです。 比べなくていい。 まだ途中でいい。 むしろ、「途中」であることをやめない人ほど、人生は深く、美しくなっていく気がします。 今日の自分に、完璧を求めすぎなくていい。 「まだ途中です。」 そう静かに言える夜が、私は嫌いではありません。
