皆様 こんばんは また、月曜日。今週も始まりましたね。 元気で一週間を過ごして参りましょう! 今回は「人を許すという功徳」と言うお話ししたいと思います。 誰かに傷つけられた時、すぐに相手を許せる人は、そう多くありません。 裏切られた。 ひどい言葉を言われた。 大切にしていたものを壊された。 そんな経験をすると、心の中に怒りや悲しみが残ってしまいます。 「許さなければいけない」と思っても、簡単に気持ちを切り替えることはできません。 でも、無理に許す必要はないのです。 密教の教えを考える時、「人を許す」ということは、相手のしたことをなかったことにするのではありません。 相手のために許すのではなく、自分自身が苦しみ続けないために、少しずつ手放していくことなのだと思います。 許すというのは、 「あなたのしたことは正しかった」 と認めることではありません。 「私はもう、この出来事にこれ以上、自分の心を支配されたくない」 と、自分の人生を取り戻すことです。 もちろん、距離を置いたほうがいい人もいます。 何度も傷つけてくる人から離れることも、自分を守るためには必要です。 許すことと、もう一度同じ関係に戻ることは別なのです。 人を許すということは、何でも受け入れることではありません。 自分の心を守りながら、過去に縛られない生き方を選ぶこと。 それもまた、大切な心の修行なのかもしれません。 もし今、誰かを許せずに苦しんでいるのなら、無理に「許そう」としなくても大丈夫です。 まずは、 「私は本当は、何が悲しかったのだろう」 「何をわかってほしかったのだろう」 と、自分の心に向き合ってみてください。 怒りの奥には、悲しみが隠れていることがあります。 そして悲しみの奥には、「大切にしてほしかった」という思いがあるのかもしれません。 自分の本当の気持ちに気づいた時、少しずつ心の力が抜けていくことがあります。 人を許すことは、相手を自由にすることではありません。 自分自身を、過去の苦しみから自由にしてあげること。 その日が来るまで、焦らなくても大丈夫です。 あなたの心が少しずつ穏やかになり、過去ではなく、これからの幸せに目を向けられる日が訪れますように。 そして、あなたの心に新しい風が吹き込み、これからの人生に優しいご縁が結ばれますように祈念して居ります! 南無大師遍照金剛 合掌 一二三
