自動車教習所の騒動 その① 数十年前、普通車の免許取得の為に通称〝自車教〟に通った。 当時はマニュアル車だから、今の時代はオートマなので羨ましい。 4.4.9.10の27時間が合格のための最低の単位だった。 今もそう? 結構楽しさを期待しながらの教習が始まった。 私の時、最初の2時間はオートマ車で教習所の屋上にあるコースをグルグル。 早速教官に言われた。 「運転 上手いね。乗ってた?」 「いいえ、初めてでーす」 アクセルを踏まずにクリープ現象でグルグル。 「いいねェ このまま下のコースを降りようか」 と言う教官に思わずやった〜、と言いながら降りていった。 なんせオートマ、実に簡単! でも悲しい事に最初の2時間だけで、次からはマニュアル車だ。 何回もエンスト‼️ でもこれで当たり前‼️ そして繋がったと思ったらノックで止まる。 これの繰り返しで普通は嫌になる人もいるかもしれないが、私は楽しかった。 ノックの時の、教官と2人でのガックン!が なんせ面白い。 わざとではないが、笑いながらノックを繰り返して遊んでいた。 しかし人間は習得し進化するという動物。 4日目からはノックもしなくなった。 教官を指名出来なかったから毎回違うんだけど、皆んなが一様に言う。 「毎回 ハンコを貰ってるね なんで?」 知るか! 意地悪な人や嫌味な人、でも優しい人もいて実技は楽しかった。 同時に講習もバンバン受けて卒業を目指した。教室では最前列のど真ん中で、優等生のような顔をしながらも必死で覚えた。 実技では女性には苦手が多いと言われるS字とクランク。 これもすんなりパスしてハンコをもらい、「絶対に運転してただろ」と言う疑惑の言葉にも余裕で微笑み返ししていた。 そしてある日、その教習所で最初で最後の大珍事件を私が起こす事になる。 …続く
