さて、こうして無謀な私の挑戦は突然に始まりを迎えた。 よく『必要は発明の母』と言うのは有名なことわざ。 私の場合、身体ひとつで離婚して飛び出したせいで『貧乏は器用の母』を心に掲げて、とにかく真っしぐらにシナリオ制作に没頭した。 数百人が応募してくる中で入賞出来る作品を書かなきゃ食べられない。 でも困ってしまった。 お題の夢… それをどう落語にすればウケるのか? 皆一様に書くことは同じ傾向のはずだ。 それもインスタント・ラーメンで有名な会社がスポンサーであり、応募先は関西の大御所の、あの誰もが知る よ◯も◯興行だ。 審査員の顔ぶれも半端ない。 いゃ〜悩んで悩んで、 知恵を絞り出している最中に、なんと身内にオモロイ人間がいた。ネタがそばに居たのだ。 パイロットになりたいとか、サッカー選手になりたいと言う夢ではなく、眠っている時に見る夢! その夢を産まれてから今まで一度も見たことがないと言う人間と、私は付き合っていたのだ。 決めた‼️ この男をイジろう‼️ 逆説で責めてみよう‼️ こうして私の初落語 「夢追い酒」を書き始めたのだ。 続く
