落語の公募騒ぎ ④ この時代、庶民はほとんどが長屋暮らしでございまして、大家さんが親身に世話をする事もあったようです。 サァ、大家といえば親も同然 店子といえば子も同然 とばかりにこの男たちがワイワイと大家さんの所に押しかけまして知恵を借りようと言うわけでございます。 「そんな 急に夢を見たことがないから一度見せてくれ、と云われたって無理な相談ってもんだ」 と、大家にもなす術がございません。 はて どうしたものかと思案しておりました大家 「お、そうだ 勝吉、お前さん街のはずれの山の裾野に寺があるのを知ってるだろう?」 「寺? あー 草ボウボウの古い寺がありやした」 「そこの和尚がな なんでも名僧という話を聞いたことがあってな、ぜひお知恵を拝借したらどうだい」 それがイイ それがイイと周りに囃し立てられてる、勝吉は一人で行くことになりました。 という風な書き方で落語を書いて応募したわけです。 応募してからしばらくは忘れていました。 が、ある夜電話が入りまして入賞しました♪ おめでとうございますと。。。 生まれて初めて公募というものを知り、初めて落語を書き、初めて入賞‼️ (((o(*゚▽゚*)o)))♡ なんか新幹線もグリーン車のチケットを送ってくれるらしく、おまけに前乗りでホテルも取ってもらえるとの話しでした。 花月での表彰式もあるのでフォーマルな服もキャリーに詰めて、私はスキップしながら東京駅から大阪へと向かったのです。 続く
