こんにちは。 今日は、お盆の終わり 8月16日に行われる「送り火」について書きたいと思います。 ご先祖さまをあの世へとお見送りする、日本の大切な習わしです。 京都の「五山の送り火」が有名ですが、実は各家庭でも「迎え火」と「送り火」を焚き、ご先祖さまが迷わず帰れるように祈ってきました。 火は光と浄化の象徴。 ご先祖さまを送るだけでなく、私たちの心を整える“リセットの儀式”でもあるのです。 送り火に込められた意味は • 火の光 → 迷いを晴らし、進む道を照らす • 燃える炎 → 執着や不安を手放す力 • 感謝の祈り → 心に区切りをつける作用 送り火は、「ありがとう、また来年」という感謝とともに、自分の心の重荷を炎にのせて手放す日 とも言えます。 現代的な過ごし方 忙しい現代では、大きな焚き火は難しいかもしれません。 けれど、ちょっとした工夫で送り火は誰でもできます。 • ロウソクを一本灯す • お線香を焚き、静かに手を合わせる • 心の中で「ありがとう」と唱える たったこれだけでも、立派な送り火です。 簡単な送り火ワークをご紹介します。 ぜひ、今年は「心の送り火」をやってみませんか? 悩みや不安を炎にのせて、天に返すワークです。 やり方 1. 白い紙に「手放したい不安や執着」を書く (例:将来のお金の不安、彼への執着、怒りの気持ち…) 2. ロウソクや線香の火で小さく燃やす(耐火容器を使用) 3. 炎を見ながら次の真言を3回唱える 「オン・バサラ・マナ・ソワカ」(執着をほどく言葉) 4. 灰を少しの塩と混ぜ、土に還す ポイントは「ちゃんと燃えなくても大丈夫。心を込めて託すこと」です。 効果・効能として • 心の浄化(悩みや迷いに区切りがつく) • 感情の整理(紙に書くことで気持ちを客観視できる) • 感謝の循環(ご先祖や大切な人への思いが癒しに変わる) • 新しい始まり(送り火は「終わり」ではなく「未来へのスタート」) などがあります。 送り火は単なる行事ではなく 「悩みを炎に託して手放すための心のリチュアル」です。 ご先祖さまに感謝を伝えながら あなた自身の不安や執着も送り火で手放してみませんか? 今年のお盆明けは、心を軽くして、新しい光を迎え入れるチャンスです😊
