財(たから)。 身の財よりも、心の財。 人の付加価値は職でも肩書きでも、スキルでも無い。 様々な鎧を剥がされ、丸裸になったその内にあるものがその人の真の価値。 もしも今、高いステイタスを持ち合わせているなら、それは単に「運」のよさに他ならないのだと思う。 努力、も運が無ければ実りの無い尽力に終わる。が、 過程を鑑みるなら決して無駄では無く、「糧」として価値に繋がる。 心の財。 僕はそれは紛れもなく優しさ、慮り、許容であると認識している。 根を張り 陽射しを見上げ 降り注ぐ雨に 両の掌を 合わせる 無力を認め 悟り それでも 精一杯の 心を慮(くば)り 上面の 優しさでなく 心(み)を 置き換え ぽろぽろと 泣きたい 支えられる 喜びに 笑みを向け 躊躇(ためら)わず 助けに 指を伸ばし 直向(ひたむ)きに 無様(ぶざま)でいい ただ ひたすら ただ ひたすら あなたを 愛して 生きたい─
