「好きだから仕方ない」 恋愛で、この言葉を何回使っただろう。 返信が遅くても 会う時間を作ってくれなくても 約束を忘れられても 都合のいい時だけ呼ばれても。 「忙しいんだよね」 「きっと疲れてるんだよ」 「私のことは好きだけど、表現が苦手なんだよ」 ……って。 いや、ちょっと待って。 好きって、我慢大会じゃない。 あなたが相手を好きなのは自由。 でも、その「好き」を理由に 自分を傷つけ続ける必要はない。 本当に怖いのは 相手に雑に扱われることじゃない。 雑に扱われている自分に慣れてしまうこと。 最初は「寂しい」と思っていたのに いつの間にか「こんなもんか」と思うようになる。 連絡が来なくても気にしないふりをする。 会えなくても文句を言わなくなる。 嫌なことをされても笑って流す。 そして最後には 「私が重いのかな」 なんて、自分を責め始める。 違う。 あなたが重いんじゃない。 大切にされたいと思うことは、重さじゃない。 会いたいなら「会いたい」と言えばいい。 寂しいなら「寂しい」と言えばいい。 嫌なことは「嫌だ」と言っていい。 それを言っただけで離れていく人なら あなたが失ったのは「運命の人」じゃない。 あなたを大切にできなかった人。 恋愛って 追いかけ続けることじゃない。 片方だけが頑張るものでもない。 「私ばっかり好きなのかな」 そう思いながら続ける恋は、 恋というより、孤独との共同生活だ。 だからもう 「好きだから我慢する」 じゃなくて 「好きだからこそ、大切にされたい」 でいい。 誰かに選ばれるために 自分の価値を下げなくていい。 返信を待つ時間より 自分を大切にしてくれる人と過ごす時間のほうが長くていい。 追いかけなくても ちゃんと向き合ってくれる人はいる。 不安にさせる人じゃなく 安心させてくれる人もいる。 「嫌われたくない」だけで繋がる恋より 「この人といると、自分のことまで好きになれる」 そんな恋を選んでいい。 恋愛で一番手放しちゃいけないのは 恋人じゃない。 自分自身だ。
