既読がついた。 なのに、心が落ち着かない。 スマホを置いたはずなのに、 気づくとまた画面を開いている。 返信はまだ来ていない。 それだけのことなのに、 胸の奥がざわざわする。 そんな夜はありませんか? 「既読はついたんです」 「でも返信が来なくて…」 「嫌われたのでしょうか」 「何かまずいことを言ったのでしょうか」 実は、こうした不安は特別なものではありません。 人は返信を待つ間、相手の気持ちを想像します。 そして嬉しい未来よりも、 怖い未来の方を先に想像してしまうことがあります。 これは心が弱いからではありません。 脳にはもともと、「傷つかないように先に危険を探す」 という働きがあるからです。 つまり、既読で不安になる人は、 それだけ本気で相手を想っている人なのです。 好きだから気になる。 大切だから怖い。 だから不安になる。 それは自然な心の反応です。 ただ、ひとつだけ気をつけたいことがあります。 不安は放っておくと、少しずつ形を変えていきます。 返信が来ない。 不安になる。 さらに確認したくなる。 またLINEを送りたくなる。 相手のSNSを何度も見てしまう。 そうしているうちに、 本当は好きだったはずなのに、 いつの間にか 「安心したい」が目的になってしまうことがあります。 すると、不安から送った言葉が、 相手に重たく伝わってしまうこともあります。 だからこそ、 「相手はどう思っているのだろう」 が頭の中をいっぱいにした時は、 少しだけ方向を変えてみてください。 相手ではなく、自分に聞いてみるのです。 「私は今、何が不安なんだろう」 「本当は何を怖がっているんだろう」 「私はどんな言葉を欲しがっているんだろう」 自分の気持ちを整理し始めると、 相手への執着が少しずつやわらいでいきます。 心に余白が生まれるのです。 返信が来るかどうかは、相手の課題。 でも、今の自分を大切にすることは、 自分の課題。 そこを分けて考えられるようになると、 少しずつ楽になります。 既読がついた。 でも返信はまだ来ない。 そんな夜は、相手を追いかけるより、 自分の心を抱きしめてあげてください。 不安になるほど人を好きになれたことも、 あなたの素敵な才能のひとつなのですから。 今夜は少しだけ深呼吸して、スマホではなく、 自分の心に返信してあげてくださいね。 深翔(はると)
