5月19日、火星が牡牛座へ移動しましたね。 占星術の言葉で言えば 「欲望が現実と交わり始める時期」。 でも私の感覚では、もう少し生々しい。 気が、動き始めます。 この時期に相談に来られる方の多くが、鉛のように重い波動を纏っています。 最初の一声で、わかります。 長年この仕事をしていると、声に乗った気の重さが、私の中にそのまま入ってきます。 幼い頃から【疳の虫】と呼ばれていた私には、それが映像のように見える感覚があります。 相談の内容は違っても、根っこにあるものはいつも同じです。 「相手の気持ちがわからないから、怖い。」 好きな人がいる。でも本音が見えない。 大切な関係がある。でも先が見えない。 手に入れたいものがある。でも動いていいのかわからない。 欲しい気持ちが強くなればなるほど、怖さも大きくなる。 それが、この季節の特徴です。 火星は「動け」と押してきます。 牡牛座は「確かめてから動け」と言います。 この二つが交わる約六週間、人の心は静かに引き裂かれます。 行動したい。でも怖い。 手放したくない。でも動けない。 その狭間で、気は滞ります。 滞った気は、やがて体に出ます。 眠れない、食欲がない、頭がぐるぐるする—— そういう相談も、この時期は増えます。 波動修正をさせていただくとき、私はその滞りに触れます。 重く、熱く、時に冷たい。 人によって気の色も質も違いますが、鉛のような重さを纏っている方ほど、修正の後に「ふわっと軽くなる」瞬間があります。 それは私が感じることなので、相手に伝わっているかどうかはわかりません。 でも確かに、気が動いた瞬間があります。 そこで初めて、本来の流れに戻れます。 この時期に大切なことを、一つだけお伝えするとしたら。 「わからない」を抱えたまま、動いていい。 相手の気持ちが全部わかってから動こうとすると、気は止まります。 陰陽の理で言えば、動きが止まった気は陰に傾き、不安と執着だけが育っていきます。 全部わからなくていいんです。 ただ、今の自分の気の向きを、正直に見る。 それだけで、流れは変わり始めます。 もしこの時期、「重さ」を感じているなら。 その重さは、あなたが真剣だという証拠でもあります。 鑑定では、今の気の流れと、相手との縁の状態を視ていきます。 一人で抱えていた問いを、声にしてみてください。
