10月8日は「永遠の日」。10(と)8(わ)で「とわ」と読む語呂合わせから生まれた記念日です。 「永遠」と聞くと、どこかロマンチックな言葉に感じますよね。永遠の愛、永遠の友情、ずっと続く関係、ずっと変わらない気持ち。では、人はどうして「ずっと」を求めるのでしょう。 心理学の視点から見ると、人は先の分からない未来に不安を感じるからこそ、「変わらないもの」を求める傾向があります。大切な人との関係がずっと続いてほしい。今の幸せが、このまま続いてほしい。そう思うのは、その人やその時間を失いたくないという気持ちの表れでもあります。特に大切な人とのつながりには、「この人とはこれからも大丈夫」という安心感が心の支えになります。 だから恋愛でも、「ずっと一緒にいたい」という気持ちが生まれる。 ただ、現実の人間関係は、時間とともに少しずつ変化していきます。環境が変わる。気持ちが変わる。距離が変わる。関係の形が変わる。それでも、そこで過ごした時間まで消えるわけではありません。 ここからは、少しスピリチュアルな見方です。 スピリチュアルの世界では、人との縁には「出会う意味がある」と考えることがあります。必要な時期に出会う人。何かを学ぶために出会う人。自分自身を変えるきっかけになる人。そして、役割を終えると自然に距離ができる人。 ずっと一緒にいることだけが、「縁が深い」という意味ではないという考え方です。 一緒にいる期間が短くても、その人との出会いが人生に大きな影響を残すことがあります。反対に、長く一緒にいても、いつの間にか心の距離が変わることもあります。 だから「永久」という言葉を、人や関係が永遠に同じ状態で続くことだけに限定しなくてもいい。 形が変わっても残るもの。離れても消えない記憶。その人と出会ったことで変わった自分。そういうものも、ひとつの「永久」だと思うのです。 昔好きだった人。昔暮らしていた場所。もう会えなくなった人。子どもの頃の思い出。 今は手元にないものでも、心の中には残っている。 時間は過ぎていくけれど、過去に存在したものまで消してしまうわけではありません。 「ずっと続くこと」と「ずっと残ること」は、少し違う。 この違いに気づくと、「永久」という言葉の見え方も変わってきます。 ずっと同じである必要はない。形を変えながら残っていくものもある。 人との縁も、思い出も、自分自身の経験も。 そう考えると、「永久」という言葉は、少しやさしく感じられます。 あなたにとって、ずっと残っているものは何ですか? 人でしょうか。思い出でしょうか。それとも、あの頃の自分自身でしょうか。 10月8日。「永久」という言葉をきっかけに、心の中に残っている大切なものを、少しだけ思い出してみるのも素敵な時間です。 開露-kairo-
